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July 16, 2006

Phase&mpw終了+her event

:昨日のPhase、お疲れ様でした。
B2階の液晶テレビとフロアー、ステージと環境の全く異なる3面それぞれに映える映像を目指して奮闘。1年半ぶりに会った友人と飲み交わしつつ、踊りつつノリノリでプレイ。
ライブハウススタイルのハコだったので、楽屋やら舞台袖のブースで座って楽しんでたら、VJのみんなはセッションしてるのかな、って思われた方が結構いるみたい。ノリノリなフランス人と神経質な日本人のユニットってどうなんでしょう。SuperDeluxeで10月に、という話がちらっと。使用オンリーとはいえ、どちらもJitterユーザーだったのには驚きでした。

という訳で恒例の、新作のスクリーンショットをHPとフォトアルバムに掲載。

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morishita :今日+今週でワークショップ+カンファレンス@森下スタジオ、Media Farmの3つが終了。 今回の作品制作論はシステム的な話だけでは説明しきれないのですが、制作したのはグリッドに分けられた9つのセルのステージ上、天井からカメラを吊るしてダンサーの動きの量を解析して数値化、各セルや全体の総数を元にサウンドや映像にフィードバックを、というもの。
IAMASで現在行われているMaxユーザーが長年待ち望んでいるプロジェクトの進行状況を聞けたり、こういったマニアックな話のできる比較的近い年齢の皆で深夜まで談話したりと、充実したイベントでした。 月曜から土曜まで毎日Jitter漬けなイベント続きで、さすがにお腹いっぱいな感じです、笑

:来週は土曜日に青山LOOPでDJぷりぷり君のPANK-VOICEに映像で参加。ムサ美+ONZO時代の友人を含む7人でセッション。ノイズ、声、ラッパ(?)、シタール、ドラム、ピアニカ、映像。どうなることやら。

July 3, 2006

PHASE vol.1@GAME shibuya

先日の12k Japan Tourも無事終了。コラボレーションで新たな課題も見えつつ、いつもと違った曲調・流れに合わせたいわゆるVJスタイルなプレイをしてみたり。来てくださった皆様、本当にありがとうございましたー。
と、言うわけでHPフォトアルバムに新作のスクリーンショットを掲載。

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phaseさて、次回のイベントは14日に渋谷にて。以下、怒涛のリンクラッシュ。
[ PHASE vol.1 ]
2006/07/14 FRI START 23:00
W.F/2000 DOOR/2500 (ドリンク代別)
THE GAME (渋谷)
---LIVE---
Cutsigh (AUDIO ACTIVE)
ORGA (VIBRANT RECORDINGS)
Manathol (BWUGUNG/GROUNDREVERSE/tengaku)
Kiyo (Schematic, SAAG)
Sabi (SAAG/ Merck / HydrogenDukebox)
Mju:o (SAAG)
Jemapur (SAAG/Merck/Temple ATS/Eerik Inpuj Sound)
---VJ---
Shane Lester
Ai-Hz
masato tsutsui
会場となる渋谷GAMEは昨年の移転と共にグレードアップした音が評判なようで、この出演者をいい音で楽しめるなんていいですね。映像のプロジェクションも現在オーガナイザーと検討中で、なかなか面白くなりそうな感じ。 Jemapurは昨年よりちょくちょくLIVEを見ていて僕の中では大本命の若手注目株です。NujabesのHydeout Productionsからリリースが決まり、今月末には代官山UNITでLIVEと、とてもいい調子。待ち望んでいたことがついに実現します。頑張りましょう。

映像班も最近ではHifanaの「Wamono」PVで有名なW+KTokyoLabのShane Lesterさん、Jitterのようなプログラミング環境「vvvv」の使用者では歴の長い&大御所との共演経験も豊富なAi-Hzさんと、映像テイストのベクトルが丁度120度ずつずれてそうな、そんな感じで楽しみです。

mai_points
:前日まではこちらのワークショップやってます。 カンファレンスには先日のゲストのような大御所が登場する予定。

:traksyに先日の日記、「Ryoji Ikeda C4I + datamatics [prototype]」の刺抜きVer.を掲載しました。mixi日記とは違って写真を掲載するのに、事後で動いたのと同じくらいに大変でした、。

ではでは、暑くなってまいりましたが、頑張っていきましょー。

June 8, 2006

Ryoji Ikeda C4I + datamatics [prototype]

珍しく自分の事でない日記を。
相変わらずmixiの日記に対するユーザーの構え方っていうのは人それぞれですが、人それぞれな割に頻繁に話題に上がりますねー。…それとも逆?
そんな事なんか忘れてしまうような(といってもこの話は公演後ですが)事を体験してきました。一日公演なのでネタばれ的なものを気にせず書きます。
今日は国際フォーラムCホールに、
Ryoji Ikeda C4I + datamatics [prototype]
を見に行ってきました。4年振り東京公演。
プレスに間に合わず(北京で知ったもので、。)高いチケット買って見させてもらったのでここでがっつり書かせてもらいます。といっても僕の場合、作品の本心には突っ込まないで構成や技術的な視点(しかも映像のみ)でしか書かないので、そういった事は他の沢山の人の日記を見ていただければ。自分にとってのメモ代わりにHDDに保存。でももしかしたらどっかに載せるかも。事後の進行は青木さんの音をつけたダンス公演以来の事で、しかもここに書いたらなんか無理な気もしますが、。そんな悩んじゃう位の長い文章ですので覚悟してくださいね。

ryoji_ikeda2.jpgryoji_ikeda2.jpg

第1部、2004年にYCAMで制作の「C4I」(リンクで写真が見れます)

:まえがき
やっぱり映像を優先してできるだけ前の席を選らんだ訳ですが、数えるのにギリギリ両手つかう必要のある列から見てもなんだか眠い画質。どうやらピントが狂っていたそうで。。。休憩中に修正。デジタルでしか修正できない仕様なのか、上映中に映像に手を加えることを禁止していたのか、定かではありませんが。それと、サイズも上記写真のような16:9で制作、とFADERか何かで読んだ記憶があるのですが、投影されていたのはどちらも4:3な感じで。その辺理由知ってる人教えてください。後、構成の順番すべて覚えられるわけがないので、順番はふりません。

:タイトルだし
最高です。webテイストな黒バック白文字のシンプルなアニメーション。進行と共に短いサイン波。webボタンの効果音の基本ですよね。でも作り手も音響もいいのでそれだけでかなりぐっときます。

:本+鉛筆のシーン
本をめくるのってダムタイプ時代にもmemorandomか何かで登場したモチーフな気がしますが。あふれ出す「データ」の象徴的存在ですね。鉛筆の音がまたありえないくらい耳にきます。このあたりで遠くの方で気分悪くなって席を立つ人もいたり。最後にも登場してうまく閉めてくれます。

:世界地図
平川紀道さんじゃないけど世界地図ってやっぱりいいモチーフですね。幾何学模様&モアレくらい使い尽くされてるものだろうけど、いつ見ても見れちゃいます。

:ロケした映像
おそらく本人が撮ったと思われる実写映像は、本人が収録時の音を使うかどうか悩んだという(これもサンレコか何かで読んだ)砂漠や海、地平線の見えるそんな場所。
基本ですが360゜位パンする映像があるんですが、速度が一定じゃない。。足場?それとも機材のせい?僕でさえ三脚だけで180°~270°はいけます。速度にもよりますが多分、。ピントの件と併せてその辺だけ残念。まぁ池田さんのせいじゃないのもありますが。。
実写の中にも映像内のオブジェをトレースしたシンプルな線画が時々。

:英数字
これ沢山出てきました。最初のタイトルから終盤の盛り上がるところまで。やっぱり一番「データ」らしいモチーフですよね。車は2分間に一回人を殺している、とか、エイズの話なんかの世の中の事柄から、ひたすら数字だけで構成されたシーンも。その数字だけのシーンくらいから3次元な動きになるんですが、ゆっくりとした動きのなかで数字が高速で動いていって、白黒の背景の具合が変わっていくという。

:実写映像をトレースした3D
これを見たときにやっと前半のもったいぶらせていた理由がわかりまして。英数字のアニメーションの間に、前半に出てきた実写映像が再登場。その際に今度は3Dでトレースした山とか、森を走る車からのアングルとか、トンネルとかのワイヤーフレーム描画の映像がフェードで入ってきます。

:貴重な映像
これだけだとなんか変ですが、NASAや科学研究所的なところから借りた、スペースシャトル内の機器の映像とか、探知系の機器の映像とかが登場。さすがに出どこがすごいだけにそれにシンプルな線が移動するようなアニメーションを加えただけでもかなりの大迫力。音を使った盛り上げ方も当然うまいので最高潮のうちにフィニッシュ。

全体的にストーリーがしっかりと作られていて、音とのシンクロも全体的に盛りだくさんな「C4I」でした。

第2部、datamatics [prototype]

ryoji_ikeda3.jpg
いきなりタイトル出しも早々に最初のシーンへ。

:様々な形の線画のアニメーション
上下にゆれながら濃さが変わって(もちろんモノトーン)速度の変化と共に目の錯覚を利用した感じ。白黒と明滅反転。長いのもあれば短いのもあれば、幅広いのもあれば狭いのもあれば。1ピクセルももちろん。第1部と比べると音と映像のシンクロ率が下がってますが、あまりシンクロしすぎるのもあれなので問題なし。線画のアニメーションもグレードアップしてました。

:バーコードのような線画+英数字
今度は動きが左右に変わるわけですが、これがやばかった。2Dでここまで刺激的だったのは久しぶり。音とのシンクロ率が増して、音もライブしてる具合に盛り上がってきて。静+動のギャップの使い方がうまくて、さすがとしか言えないです。もっとスポットを当てたいです、松川さん、角田さん、徳山さんに。

:点画から線画、良くある3Dの環境へ
ここに来て良く見る(Jitterでよく作る)ものが出てきたので、すごくわくわく。真っ黒な空間に中央から次第に点が生まれてくる。始終カメラは回転。上方からスキャンラインのようなグリッド、点の集合が下降。それと共に先ほど生まれた点のひとつにフォーカスしてその点に関する情報を表示。その後次の点へ。これを何回か繰り返しつつ、カメラが見下ろす形から見上げる形へ。注視点はずっと中心のまま。スキャンの速度の上昇と共に表示される情報も増え、加算のレイヤーの文字達は重なり合い真っ白になっていく。

:グリッドの空間
灰色のグリッド+点がすごい速さで生まれ、すぐに立方体を形成。そこにカメラが突っ込んでいってここで初めて注視点も変化。カメラのアングルによって見せる表情が変わるその立方体は、既に重低音ノイズと化した音と共に伸縮を繰り返し(この辺もJitter使いは最初よく見ます)、カットアウトでフィニッシュ。終わり方は「C4I」の方が良かったかなと、もちろんもっと見たかったからというのも理由のひとつですが。

第1部「C4I」が上映会、第2部「datamatics」がコンサートな感じでした。それぞれ1つの作品なのでこの呼び方はあれですが。。2つを一度に体験できたのはかなり嬉しいです。この順番で見れたのも効果的です。日本人でよかった笑
ともかく、カンバセーションをはじめ関係者の方、お疲れ様でした。イベント制作的な視点で書きたい事もちょっとありますが、そんなことを言ったらきりもないのでこの辺で終了。

そして最後まで読んでくださった方、お付き合いありがとうございました。

May 23, 2006

帰国&12k Japan Tourのお知らせ

impulse
昨日、北京より帰ってきました。
前回の日記に書いた、Third Asia-Europe Music Camp, 「I'mPULSE」に参加してきました。

まず、予想以上にMax使いが多くて驚きました。
あと、僕が普段聞く音楽が、スロバキアのスキンヘッドのDJさんとかなり近いことにも。8割はアーティスト名答えられたかと。大山子国際芸術祭の一環ということもあってか、メディアがやたら沢山来てました。

impulse
impulse

大度さんとのパフォーマンスはベルギーのアンニュイなMax使いに今まででベストなオーディオビジュアルと評され、大満足して帰国。楽しかったです。何気にMs.Pinky初コラボでした。
あんな贅沢な環境で聞く澤井さん&青木さんの曲はやばすぎです。
HPにもパフォーマンスの写真やワークショップの様子、会場の写真など載せてみました。リアルタイムレポートは大度さんの日記が面白いです。
http://www.daito.ws/cgi-bin/a-news202/a-news.cgi?date=2006.05.21

さて、次の大舞台は6月30日@六本木スーパーデラックス。
Vendは12kから出ている、Team Doyobiの人とSNDの別名義の人とのユニットということで、ものすごく楽しみです。
12kの面々が東京で勢ぞろいするのは初めてなんじゃないかと思います。超豪華。フェス並。

久しぶりにonzoがまた揃うことですし、みんなで飲みましょうー。


impulse "Vend (12K/Line) Japan Tour" presented by "Camouflage"

2006/06/30(金)at Super Deluxe
開場 19:00 | 開演 19:30 | 3000円 (1 ドリンク付)

Live :

Vend (12K/Line),
http://www.qubik.com/vend/
http://www.12k.com/line/

Christopher Willits(12K, Ghostly International) ,
Fourcolor(12K),
Piana(12k/Happy),
Pola (Commune-Disk) ,
Sabi (Merck/SAAG)

Visual Art : junji koyanagi, haruma kikuchi, masato tsutsui (onzo)
協力 : onzo, CubicMusic
問い合わせ : info@cmflg.com

April 14, 2006

Third Asia-Europe Music Camp, I'mPULSE

北京大山子国際芸術祭提携事業 Third Asia-Europe Music Camp, I'mPULSEに参加してきます。

第3回目を迎えるアジアヨーロッパミュージックキャンプ「I'mPULSE」。 シンガポールを拠点とするアジア欧州基金が文化交流を目的に開催するイベントです。

今回のI'mPULSEは、海外から25名のDJ、メディアアーティストが参加し、レコードスワップと呼ばれる交流を通じて、十数カ国に及ぶ世界各国のDJスキルを共有し実験的な作品を作ります。
日本からはDance and Media Japanよりアシスタントディレクター/ライターの筒井真佐人と、メディアアーティスト、真鍋大度が参加します。


■提携事業:北京大山子国際芸術祭
http://www.diaf.org

北京大山子国際芸術祭(DAIF)I'mPULSEページはこちら↓
http://diaf.vip.myrice.com/en/diaf2006.htm
■主催 アジア欧州基金(ASEF) オーガナイザー / Vernetta Joy Belarmino
http://www.asef.org/

アジア欧州基金(ASEF)I'mPULSEページはこちら↓
http://www.asef.org/project.asp?projcode=404&deptcode=1

ちなみに僕はDJじゃなくてVJしてきます。1週間くらい作品制作して2日間パフォーマンスです。
提携事業のDIAF(北京大山子国際芸術祭)は中国の芸術地区で開催される、日本でもデザイン系でよくあるギャラリーとか美術館的なところが展示しまくる感じの芸術祭。昨年メディアアート専門のでっかいギャラリーができたそうで、それをチェックして来るつもり。
パフォーマンス会場となるclub tangoは、MUTEK 2005 Chinaで僕の大好きなAkufenが登場したり、Paul van DykとかProdigyとか、大御所も結構やる場所みたいなのですんごい楽しみです。

April 7, 2006

traksy - cubic music & spekk配信開始

traksy - cubic music & spekk配信開始
cubic_spekk.jpg
日本を代表するエレクトロニカレーベル「PLOP」オーナー、mondiiが海外のアーティストを中心としたリリースを行うレーベル「spekk」と、様々な名義で世界中で活躍しているアーティスト、keiichi sugimotoが運営するレーベル、「cubic music」の音楽配信を開始しました。

20タイトル合計、133曲です。がっつりです。。
(配信アーティスト一覧:William Basinski + Richard Chartier,Mokira,wonderland falling yesterday,Boca Raton,No.9,Tim barnes & Glenn Kotche duo,Taylor Deupree,World's end Girlfriend,Piana,gnu,four color,Samurai Jazz,z_e_l_l_e,John Hudak,Kyo Ichinose,minamo)

記事作成においてお世話になった方々、本当にお疲れ様でした。目標より1週間程延びてしまいましたが、後はなんとかなりそうです。

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さて、最近はイスラエルのダンスカンパニー、バトシェバ舞踊団のダンサーであり音、映像も制作するマルチなアーティスト、オハッド・フィショフ×NEST石山雄三の公演の準備をしています。
http://www.dance-media.com/danceandmedia/israel.htm

今回の見所はやっぱりこのオブジェですかね。発色ホントいいなぁ。
ネタばれ要素も盛りだくさんですが、制作状況はこんな感じ。

オープニングが10日で、12、13日と公演です。
六本木P−HOUSEはかなりおしゃれなギャラリーなので、それだけでも来る価値ありですよ。